【拒食症克服~ひとりごと~】記念日は自分で作る

ひとりごと

みなさんなじらね。さんにんにちです。

拒食症克服の過程で「変わろう」と思っても、なかなか勇気が出ないこと、ありますよね。今回はそんな「変わろう」と思った時の行動について、ひとりごとを書いてみます。

記念日じゃないと変われない?

拒食症で痩せていた頃「このままじゃだめだ、変わりたい」「体重を増やそう」と思っていても、いざとなると勇気が出なくて、なかなか行動にうつせなかった。たとえば、普段は食べるのを避けていたケーキや高カロリーな食べ物を食べようとするとき、ずっと続けてきた自分ルール(食べることについて量や時間、食べるものに制限をかける、食べた分のカロリーを消費するために運動する、など)を手放そうとするとき。自分の中で「こんな、なんでもない日に特別なことをしていいのかな」「もうすぐ誕生日だから、その日からにしようかな?」などという考えが頭をよぎり、結局変われないままチャンスを先延ばしにしてしまうことがあった。

私の頭の中には、いつもと違う特別なことをしたり、その後の自分に大きな影響を与えるかもしれない変化を起こしたりするのは、誕生日や何かの記念日、あるいは月の変わり目や語呂合わせがいい日でなければ、というこだわりがあったのだ。

それなら、変わりたいと思えたその日を記念日にすればいい

そんな私だったが、拒食症を本気で克服しようと決意してからは、変化を起こす日についてあまり気にしなくなった。というより、そんなことをいちいち気にしていられなくなった。

一度、勇気を出して「えいっ」と変化を起こしてみると、意外とあっさり変われたりして、そこから連鎖して次々と別の変化が起こり始める。それは小さな変化から大きな変化までさまざまで、1日のうちに何度も経験することもあれば、2,3日おきくらいの間隔で唐突に起こることもあった。変化が連続して起きている時期は「ここで変わるのを止めたら、また元に戻っちゃうかも…」という気持ちもあって「変わりたい」という衝動のままに行動していた。「昨日はいつも1つで我慢していたお菓子を2つ食べられた。今日は夜に外食すると分かっていてもお昼ご飯を減らさずにいつも通り食べられた。明日は朝から1日雨らしいし、日課の散歩お休みしてみようかな。」中には自分でも気づずに変化していたこともあったと思うが、そんな風にして日々変わっていった。

記念日や自分にとって縁起のいい日まで待ってから行動を変えようとしていた頃は、いざその日になってみると、最初に「変わろう」と思った時の熱意が冷めてしまい、うまくいかないことが多かった。だから、拒食症克服に向けて体重を増やしていくうちに「記念日に合わせて変わろう」ではなく「『変わりたい』と思ったその日を”自分だけの記念日”にしよう」と考えるようになった。

自分だけの記念日を作ろう

正直、拒食症克服を目指して体重を増やす過程では、本当にたくさんの変化を経験した。当然、それらはたった1日だけの記念日に起こった変化ではない。(私の場合は体重が8kg増えるまで少なくとも1年半くらいかかったから)ある程度の期間をかけて日々少しずつ、着実に変わってきた結果が今につながっているのだろう。

「スーパーで、カロリーを見ずに食べたいと思ったお総菜を買えた記念日」「友達とランチの予定があっても朝ごはんを抜いたりせずいつも通り食べられた&ランチを(いつもは単品にするけれど)サラダとデザートセットで注文できた記念日」「体調に合わせて日課の筋トレのメニューを軽めに調整できた記念日」・・・

私の手帳には何かしらの記念日であったことを表す〇印がたくさんついている。今見返すと「あれ、これ何の記念日?」となることがほとんどだが(笑)。そんな他人には気づかれないような、ささいな変化があった記念日を積み重ねることが拒食症克服を続けるモチベーションにもなっていった。

大切なのは「変わりたい」と思ったその気持ちを見逃さず、後回しにせず、なるべく早く行動に移すこと。そう思いながら、これからも「変わろう」と思ったその日を自分だけの記念日にして、勇気を出して前に進んでいきたい。

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