【拒食症克服】拒食症時代、どうしてもやめられなかったこと 3選

拒食症

みなさんなじらね。さんにんにちです。

今回は私が拒食症で痩せていた頃にやってしまいがちだったことについて書きます。

自分でも最低だと思いながら、やらずにはいられなかったこと

嘘をつく

拒食症で痩せていた頃は、しょうもないことでよく嘘をついていました。

例えば、友達と遊ぶ予定で午後に待ち合わせした時「お昼もう食べた?」と聞かれたとします。当時の私は人と会う約束がある場合、大抵その前のご飯は食べないでおくか少なめにして行くのですが、友達には決まって「食べてきたよ」と嘘をついていました。そう言っておけば、その後カフェに行って友達が軽食やケーキを食べることになっても「私はさっき食べたばかりでお腹空いてないから」と断る理由にできるから。お昼ご飯を一緒に食べる時は、たとえ朝ごはんを食べてこなかったとしても「今日、ちょっと朝ごはん食べ過ぎちゃって…」とか「寝坊して朝ごはんの時間が遅かったんだよね…」と嘘をついて、お昼ご飯を人より少なくしていました。

他にも、実際には半分くらいしか食べていないのに、人から聞かれたら「全部食べた」ということにしたり、日課の筋トレや散歩をしたのに「家でゴロゴロして何もしていない」と言ったり。とにかく、食べていないこと・痩せる行動をしていることがばれないように、小さな嘘を積み重ねていました。

隠す

特に拒食症がひどかった高校時代は、嘘をつくだけでなく「隠す」こともよくやっていました。

母が用意してくれたお弁当を食べきれず、残した分を学校のごみ箱に捨てて隠したり(今思い返すと「本当に最低なことをしてたな」と母に申し訳ない気持ちでいっぱいです)、痩せすぎていることが目立たないように大きめの服や長袖長ズボンで体型を隠したり。また一時期、母の前で毎日体重をはからなければならなかったのですが、はかる直前まで隠れて大量の水を飲み、はかる時は服の中になるべく重いもの(電池とか石とか携帯とか)を隠して体重計に乗っていました。当時は痩せすぎていることを理由に食べさせられることを恐れて、必死に隠していたのです。

言い訳をする

拒食症で痩せていた頃は、食べないための言い訳を常に探していました。

「今日はお昼ごはんたくさん食べたから(夕ご飯は少なめでいい)」「お腹の調子が悪いから(完食できなくても仕方ない)」「昨日もラーメン食べたから(今日はラーメンは食べられない)」など。食べなければならないというプレッシャーから逃れるために、時には自分でも苦しいと感じるような言い訳を作ってこじつけることもありました。

やればやるほど苦しくなる、負のスパイラル

当時の私は「食べなければならない」というプレッシャーから逃れるために必死でしたが、嘘をつくたびに胸は痛み、隠すたびに心は罪悪感でいっぱいになり、言い訳をするたびに自己嫌悪で自分を責めました。心配してくれる家族や友人を騙していることはもちろん、自分自身を大切にできないことが悲しくてつらかったのです。でも、どうすることもできず、また嘘や隠しごと、言い訳を積み重ねて、痛みをごまかしては苦しくなる、まさに負のスパイラルに陥っていました。

拒食症克服を目指し体重が増えてきた今でも、体調が優れない時やストレスがたまった時には、ふとあの頃のような衝動に駆られることがあります。そんな時は、あの頃感じていた苦しさを思い出して「もう、自分で自分を苦しめるスパイラルには陥らないぞ」と自分に言い聞かせるようにしています。

嘘をついても、隠しても、言い訳をしても、拒食症の「食べなければならない」葛藤やプレッシャーから逃れることはできないし、結局は自分を苦しめることになるだけです。まずはそのことに気づいて、自分自身を大切にする方法を考えることが、拒食症克服を目指す第一歩になるのだと思います。

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