みなさんなじらね。さんにんにちです。
今回は「拒食症を克服する」とはどういうことかについて、私自身の考えをもとに書いてみます。
自分の心とからだの声に気づくということ
「拒食症を克服する!」というと、なんだか大変なことをやり遂げなければいけないように感じるかもしれません。もちろん、食べることや体重が増えることへの恐怖と向き合いながらそれでも食べ続けること、それがしんどいと感じる時期もあります。でも、拒食症克服の目的は、食べる量や体重を増やすことだけではなく、そうすることであなた自身の心とからだの声に気づけるようになることです。
私自身、拒食症で痩せていた頃は日常のあらゆること(特に食べること)に「○○してはダメ」「○○べき」「○○しなければならない」と自分ルールを作って制限をかけていました。そうして心とからだの声を無視し続けているうちに、自分が本当は何をしたいのか(したくないのか)、何を食べたいのかが分からなくなってしまったんですね。そこで、拒食症克服を決意してからは自分が「やりたい」「食べたい」と思った感覚を見逃さないようにしました。具体的には以下のような感じです。
・栄養のバランスがとれているかどうかよりも、今自分が食べたいと思ったものを優先する
・食事の前や食べた直後、寝る直前などでも、お腹が空いていると感じたら食べる
・気分がのらない日は日課の散歩をお休みする
拒食症克服は、それまで無視してしまっていた自分自身の心とからだの声にしっかりを耳を傾けることです。だから、体重を増やすことを目指しつつ、拒食症の自分ルールにとらわれないで本当にやりたいと思うこと(食べたいと思うもの)を見つけていくことが大切です。
自分を認めて大切にするということ
自分の心とからだの声に気づくことができたら、それを認めてあげることも大切です。例えば、お腹が空いているのに「さっき食べたばかりだから、お腹が空くはずはない」と否定してしまったら、それは結局はせっかく気づくことができた「食べたい」という心とからだの声を無視しているのと同じことです。
拒食症克服の初期段階では、自分の感覚が信じられなかったり、自分ルールに反することを認めるのを苦しいと感じるかもしれません。でも、ここで勇気を出して自分の心とからだの声を認めてあげることができれば、必ず拒食症克服への大きな一歩になるはずです。
ぜひ、あなた自身が心とからだで感じること、今求めていることを、疑うことなく受け止めて、大切にしてあげてください。
まとめ
拒食症を克服するとはどういうことなのか、私自身の考えを書いてみましたが、いかがでしょうか。
私は拒食症とその克服を経験する中で、自分自身の心とからだの声をしっかり聴くこと、そしてそれを認めてあげることの大切さを強く感じるようになりました。そしてこのことは、拒食症に関わらず今後の人生のあらゆる場面で困難に出会った時に、きっと役に立ってくれるでしょう。
みなさんにとって拒食症を克服するとはどういうことでしょうか?
ちょっとだけ考えてみると、克服に向かう姿勢が変わるかもしれませんよ。
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