みなさんなじらね。さんにんにちです。
今回は私が拒食症克服について「これだけは忘れないで!」と言いたいことを3つご紹介します。
いつからでも遅くない
「拒食症になって〇年も経つし(もう〇歳だし)、今から克服目指しても手遅れだよね・・・?」
いいえ、決してそんなことはありません。私自身15歳から27歳までの約12年間、拒食症と向き合い続けてきました。何度か体重を増やそうと挑戦しては失敗して「こんなに苦しい思いをして頑張ってもダメなのだから、自分はもともと太れない体質なのだ」と開き直り、克服を諦めかけたこともありました。それでも、27歳のある出来事をきっかけにもう一度克服を目指そうと決意し、そこから半年で7kgも体重を増やすことができたのです。そして、さらに体重を増やすため今でも克服を前向きに継続しています。
ちなみに、拒食症発症から克服決意までの12年間については以下の記事に詳しく書かれています。
【拒食症克服】12年間食べるのが怖かった話 | さんにんにちの部屋 (3ninnichi.com)
確かに拒食症の期間が長ければ長いほど、克服を目指してから成果を実感できるまで時間がかかってしまう可能性はあります。それでも、克服しようと決意した時点で、あなたは少なくとも一歩前に踏み出しているといえます。その決意を胸に自分を信じて諦めず継続していけば、必ず変化に気付く時がきます。
当然、変化が訪れるタイミングやスピードは人によってさまざまです。だから、克服を決意したタイミングがいつであっても焦ることなく、あなた自身のペースで進んでゆけばいいのです。
自分だけじゃない
拒食症克服中にうまくいかないことがあったりすると「どうして私ばっかり、こんなことで悩まなければならないのだろう・・・」「周りの人は当たり前のようにできていること(例えば、食欲のままに食べること)ができないなんて、私はおかしいのかな・・・」と落ち込むことがあると思います。また、拒食症についてあまり知識がない人の態度や言葉に傷つき「私の苦しみは誰にも理解してもらえないんだ」と孤独を感じることもあるかもしれません。
でも、あなただけではないんです。拒食症に限ったことではなく、人は誰でも何かしらの悩みを抱えています。悩みの数も深さも人それぞれです。あなたが一番信頼している人(家族や友人、恋人)でさえ、実は誰にも打ち明けられないような悩みを抱えて苦しんでいるかもしれません。そんな誰もが抱える悩みの1つが、あなたの場合は拒食症関連だったというだけの話。もし拒食症関連で悩んでいなかったら、きっとあなたはまた他の悩みを抱えていたでしょう。
だから、あなたが拒食症克服の過程で悩んでいることに対して負い目を感じたり、落ち込んだり、自分を責めたりする必要は一切ありません。たとえ他の人から「そんなことで悩んでいるの?」と思われるような悩みだって、本人にとっては人生に関わる大きな問題だったりするのです。(なお、拒食症は「神経性無食欲症」という正式名称の命の危険にかかわる深刻な病気ですから、誰が何と言おうと「そんなこと」で済ませられるものではないですよね。)
自分だけが苦しんでいるような気持ちになったときは「自分だけじゃない」ことを思い出してください。
答えは自分の中にある
拒食症を克服するためには何をどれくらい食べたらいいのか、体重が何kgになればいいのか、今の自分はどれくらいの段階にいるのか・・・克服中、いろいろなことが気になって本やインターネットで調べることがありますよね。私も、拒食症については本やインターネットで調べたり、克服した人のブログ、YouTube、Instagramを見たりして、克服の参考になる情報がないか必死で探していました。
でも、ある程度の量を超えると、だいたいどれもどこかで見たことある情報になってきます。そして最終的に「具体的な症状や克服の方法については個人差がある」という結論に落ち着いたりするんですよね。
そうなんです。結局、あなたにとっての本当の答えはあなた自身の中にあるのです。
もちろん、拒食症の知識を身に付け、他の人の例を参考にすることが克服のヒントになる場合もあるでしょう。(私が書いているこのブログ記事も、誰かのお役に立てていれば幸いです。)ただ、それらの情報はあくまでヒントであって、あなたにとっての答えになるとは限りません。情報集めに執着しすぎて本来の目的を見失ってしまわないように、まずはあなた自身の心とからだの声にしっかり耳を傾けながら、あなただけの答えを見つけていきましょう。
※なお、個人で調べただけではわからないことや、自力ではどうにも解決できない問題もあると思います。状況に応じて専門機関に相談したり、治療やカウンセリングを受けることも検討してくださいね。
まとめ
今回は拒食症克服にあたり「これだけは忘れないで!」ということを3つご紹介しました。克服中はなかなか思い通りにいかないことや不安なことがあってくじけそうになることもあると思います。そんな時は今回ご紹介した3つを思い出して欲しいです。
みなさんが克服に向かって、諦めることなく進み続けられることを願っています。
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