みなさんなじらね。さんにんにちです。
今回は私が拒食症克服を目指したきっかけについて書きます。
今のパートナーと出会ったこと
拒食症克服を目指し体重を増やしてきた私ですが、今になって振り返ると、今のパートナー(彼氏)と出会ったことが克服の大きなきっかけだったと感じます。そう考える理由は以下の3つです。
自分の殻から抜け出せた
それまで「~してはダメ、~しなければならない」という拒食症の自分ルールに縛られていた私。特に食べることに関してはこだわりが強く「本当は食べてみたい」と思うものがあっても、なかなか自分の殻を破る勇気が出ませんでした。
彼と出会ってからは、お互いに好きな食べ物を共有し合ったり、二人にとって初めての料理に挑戦したりするうちに、自分ルールに縛られず「食べたいものを食べる」幸せを実感できるようになりました。特に、私一人では選ぶ勇気が出ないようなメニュー(高カロリーなもの、大盛りなもの、揚げ物など)も、一緒に食べてくれる人がいることで選べるようになったことは本当にありがたいです。
彼と出会ったことで、それまで抜け出せずにいた自分の殻から抜け出せたことが克服への第一歩になりました。
自分を大切に思ってくれる存在に気づけた
拒食症で痩せていた頃の私は、周りに心配されるのが苦手でした。「ちゃんと食べてる?」と言われただけで「どうせ『ガリガリな体型で可哀そう』と思われているんだ」と勝手に妄想して悲しくなったり「拒食症だと知られたら、もっと食べるようプレッシャーをかけられるのではないか」と身構えてしまったりするのでした。
だから、彼に始めて拒食症のことを打ち明けた時は、彼がどんな反応をするのかとても怖かったです。でも彼は私の話を最後まで聞いた後、たとえ拒食症でも、痩せすぎていても、私を好きな気持ちは変わらないと言ってくれました。その言葉が本当に嬉しくて、ありがたくて、涙があふれたのと同時に、同じような言葉を私の母が高校時代にかけてくれたことを思い出しました。「こんな自分を信じて、大切に思ってくれる人たちがいるんだから、その人たちのためにも拒食症を克服しよう」と決意したのはその時です。
家族以外で自分のことを(ただ痩せているから心配するのではなく)大切に思ってくれる存在に気づけたことが、克服決意のきっかけになりました。
↓発症から克服決意までの経緯は以下に詳しく書いていますので気になる方は読んでみてください。
【拒食症克服】12年間食べるのが怖かった話 | さんにんにちの部屋
なお、彼は出会ってから今に至るまで、拒食症について極端に心配するわけでも、もっと食べるようプレッシャーをかけるわけでもなく、普通に接し続けてくれています。私が体重が増えてきて不安なときも、さりげなく「なんか最近スタイルよくなったよね」と褒めてくれた(間違えても「太った」とは言わないでいてくれた!笑)ことも克服のモチベーションになりました。
自分を好きになれた
付き合い始めた当初の私は、痩せすぎで自分ルールから抜け出せない自分が嫌いでした。だから「こんな私を好きになってくれる人がいるなんてありがたいな。彼に嫌われないようにしなきゃ。」と思っていました。
でも、そんな私でも付き合いが長くなるにつれて、彼の嫌な部分が見えてきちゃったんですね。ただ、そこで別れたいとは思いませんでした。彼には人として尊敬できる部分がいくつもあって、嫌な部分も全部ひっくるめてやっぱり好きだから、一緒にいたいんだ、と。
そう考えたとき、自分自身にも同じことが当てはまるのかも、と気づきました。
自分の嫌いな部分はたくさんあって、いつもそこにばかり目をつけがちだけど、本当は良いと思える部分もあって、それら全部ひっくるめて私なんだ。そして、(当たり前だけど)生きている限りずっと私は私自身と付き合っていかなきゃいけない。それなら、自分のことを嫌いでいるより、好きになってあげた方が楽に生きられるのでは?
彼との関係を自分自身との関係に置き換えてみることで、私は以前よりも自分を好きになることができました。今ではそれが自信につながり、拒食症克服に良い影響を与えたと思っています。
マッチングアプリで出会うメリット
私に拒食症克服のきっかけをくれた彼とは、社会人2年目の頃にマッチングアプリを通じて出会いました。はじめは「拒食症の私なんかが、アプリなんかで本当にいい人と出会えるのだろうか」と半信半疑でしたが、今となっては拒食症だからこそ、マッチングアプリで出会いを探して良かったと思っています。私が考えるマッチングアプリのメリットは以下の2つです。
事前にある程度条件を絞れる
マッチングアプリの多くは事前にプロフィールを登録する必要があるため、相手を探す際にある程度の情報を知ることができます。私の場合、相手を見つけるときは「食べることが好きで、食の好みが合いそうな人」を探すようにしました。また、ダイエットや糖質制限、筋トレなどにがっつり取り組んでいてプロフィールでアピールしているような人は、一緒にいると拒食症が悪化してしまう気がしたので対象から外すようにしました。
もちろん、メッセージをやりとりしたり、実際に会ったりしないとわからないことはたくさんあります。それでも、事前にプロフィールを確認することで、前情報が何もないよりはある程度条件を絞った相手と出会える可能性が高まります。
対面での第一印象(主に体型)を気にしすぎなくて済む
マッチングアプリのプロフィールは相手のことを事前に知るだけでなく、自分のことを知ってもらうためにも重要です。私はプロフィールに拒食症のことは書きませんでした。ただ、初対面で驚かれないように、顔だけでなく全身が写っている写真も加工なしで載せるようにしました。また、自己紹介文で「食べることは好きだけど、あまりたくさん食べられない。一緒に美味しいものを食べてくれる人に出会いたい。」と書いていました。
おそらくマッチングアプリを使わない普通の出会いなら、痩せすぎた体型が第一印象となり、相手に気を遣わせたり、私自身が身構えたりしてしまったと思います。
その点マッチングアプリでは、プロフィール写真や自己紹介文で事前に自分の情報をある程度知ってもらえることが、安心感につながります。もちろん、実際に初めて会うときは緊張しますが、何も伝えずに会う場合に比べたら、コンプレックスである痩せすぎの体型に驚かれる恐怖が少ない分、初顔合わせのハードルも下がるのではないでしょうか。
おすすめマッチングアプリ
「マッチングアプリには興味があるけれど、たくさんありすぎてどれに登録したらいいかわからない!」という人のために、私がおすすめするマッチングアプリをいくつかご紹介します。
マリッシュ(marrish)
・個人に合わせたAIアルゴリズムを搭載しており、マッチング成立率が高い
・コミュニティ機能で同じ趣味の相手を見つけやすい
・24時間監視体制で悪質会員を徹底排除しているため安心
※年齢制限:18歳以上利用可能
ワクワクメール
・13人に1人が使っているマッチングサービス
・毎日2人に1人がマッチング成立
・24時間365日有人体制で会員サポート対応で万全のセキュリティ
まとめ
いかがでしょうか。私の場合はマッチングアプリで今のパートナーに出会えたことが拒食症克服のきっかけになりましたが、克服のきっかけは人それぞれ違って当たり前だと思います。それに、この記事を読んでいる皆さんは、既に克服に向けて努力していて、きっかけなんて必要ないかもしれません。
ただ、もし拒食症を克服したいけれど、あと一歩踏み出す勇気が出ない、何か背中を押してくれるきっかけが欲しい、と考えている人がいたら、マッチングアプリでの出会いを検討してみるのも良いかもしれません。
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