みなさんなじらね。さんにんにちです。
今回は私が拒食症になってから克服中に「言ってみたい」と思ってきた憧れのセリフ3選をご紹介。
みなさんにも共感いただけるセリフがあればうれしいです。
「ダイエットは明日から」
このセリフは、ちょっとだけ体型を気にしている女の子が、美味しそうなものの誘惑に勝てず食べてしまった時に使うイメージです。よく、拒食症の症状として「極端なやせ願望がある」と言われたりしますが、私の場合は食べることと体重が増えることが怖いだけで、痩せたいと思っているわけではありませんでした(この一見矛盾した気持ちは未だに自分でも理解しきれておらず、説明が難しいのですが)。特に拒食症克服を意識し始めてからは、自分が周りと比べて痩せすぎているという自覚もあったため、体重が増えるのは怖いけれどなんとかして普通の見た目になりたいと思っていました。
そんな「痩せすぎ」がコンプレックスだった私にとって「ダイエットは明日から」と言える女の子は憧れでした。もちろん、ダイエットをしたかったのではなく、そう言って周りの人と笑い合える状況がうらやましかったのです。もしも、当時の私のようなガリガリに痩せた女性がそんなセリフを言えば、おそらく周りからは「ダイエットなんてやめときなよ!」と本気で心配されたり、「え、そんなに痩せててさらにダイエットしたいとか、嫌味ですか?」と白い目で見られたりするでしょう。
私は常々、特に日本で「ダイエット=痩せること」がもてはやされがちなことがかなり問題だと思っていますが、それについて書き始めると長くなるので今回は置いておくとして。「ダイエットは明日から」の背景には、本人に自分磨きを頑張りたい気持ちがありつつ、それよりも本能的な「食べたい」という心の声を優先してしまういじらしさ、さらにはそれを聞いた周りの人が不快にならず笑って聞き流せる環境があると思っていたため、私にとって憧れのセリフでした。
「甘いものは別腹」
このセリフは、美味しいものをたくさん食べてお腹がいっぱいになった後、さらにデザートを食べるときに使うイメージですね。以前の私は、自分ルールに従って食べるものや量を決めていたため、ルールからはみ出たものや想定以上の量を食べることに強い抵抗がありました。あらかじめデザートを食べることが決まっていて、そのためにご飯の量を調整できたならまだしも、ご飯を食べ終わってからその時の気分で「デザート追加!」は考えられなかったのです。
また「ご飯を食べた直後なんだから、甘いものだろうがなんだろうが入るはずがない」と決めつけ、「本当はまだ食べたい」という自分の心の声を無視していました。心の声を無視し続けると、やがて自分が本当に空腹なのか、どれくらい食べられるのか分からなくなります。自分がどれくらい食べられるか分からないから、周りの人と比べたり「世間的・一般的に」1人前とされる量を基準にしたりしないと不安になる・・・そういう拒食症の悪循環から抜け出せなくなっていました。
だから自分ルールに縛られず「甘いものは別腹」の一言だけで、簡単に食べたいものを食べられる人がうらやましかったです。
「頑張った自分へのご褒美♪」
自分の努力を認めてあげて、好きなものを買ったり食べたりするときにこのセリフを使うイメージです。もともと私は自分に厳しく、他人から褒められてうれしい気持ちになることはあっても、自分で自分を褒めることはめったにしませんでした。頑張るのは当たり前で、自分へのご褒美なんて必要ないとも思っていました。でも、拒食症克服にむけて意識を変えるようにしてから、その考え方も変わってきました。
ちなみに、拒食症克服のためにどのように意識を変えたかについては『【拒食症克服】体重を増やすために変えたこと(気持ち編)』に詳しく書いていますので合わせて読んでみてください。
きっと私は自分に自信がなくて、誰かに認めてもらいたかった、「頑張ったね」と褒めてもらいたかったのでしょう。だから、頑張りをちゃんと認めて自分にご褒美をあげられる人になって自信をつけたいと思うようになりました。それに、自分のためにお金を使える人は「大人の女性」という感じでかっこいいですよね。
「頑張った自分へのご褒美♪」は拒食症克服に向けて体重が増えてきた今でも、さらりと言えるようになりたいセリフです。
まとめ
いかがでしたか。少しは共感していただける憧れのセリフがあったでしょうか。
もし他に、拒食症克服中を目指すみなさんが憧れているセリフがあれば、なぜ憧れているのかについてちょっと考えてみるのも良いでしょう。自分がなりたい姿を具体的にイメージすることが、拒食症克服のヒントやモチベーションにつながるかもしれませんよ。
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