みなさんなじらね。さんにんにちです。
今回は拒食症克服のために離れたほうがいい人・付き合いたい人について、私の経験をもとに書いてみます。みなさんの周りにいる人についてちょっと考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
克服のために離れたほうがいい人
見た目で人を評価する人
他人を体型や顔立ちなど見た目で評価するような人からは離れたほうがいいです。そういう人の近くにいると無意識のうちにあなたも「見た目が一番だ」とすり込まれてしまうため、たとえ拒食症克服中でなくても一緒にいない方がいいです。もちろん、自分の見た目を良くしようと自分磨きを頑張るのは素敵なことです。でも、それはあなたが自分に自信をもつために選択することであって、他人から言われたことを気にしてするものではありません。特に「太っているからダメだ」など根拠もなく個人的な価値観で決めつけるような人には注意しましょう。
ダイエット中の人
拒食症克服中の人にとって、ダイエット中で痩せようとしている人は離れたほうがいい人です。克服中は体重を増やそうと意識していてもやっぱり食べるのが怖くなり、自分と葛藤する場面がたくさんあるはずです。そんな時、隣にいる人が「健康のために」食べるのを我慢していたらどうでしょう。「あの人も食べてないんだから」と、他人と自分の健康を混同して、自分が食べなくてよい言い訳にしてしまうのではないでしょうか。特に克服初期で、他人と自分の食べる量を比べてしまう自覚がある人は、ダイエットで食事制限をしている人とは距離を置くようにしましょう。
食べさせようとしてくる人
これは少し意外かもしれませんが、あなたに食べさせようとしてくる人からも離れたほうがいいです。相手は食べずに痩せているあなたを心配してくれているのだと思いますが、拒食症の人に食べさせようとすることは本人のプレッシャーとなり、逆に食べられなくなってしまうことが多いからです。家族や親友、恋人のように、あなたにとって大切な人の場合、距離を置くのは難しいかと思いますが、そうではなくおせっかいで食べさせようとしてくる人からは、気持ちだけありがたく受け取ってそっと離れるようにしましょう。
食べさせようとしてくる人が家族、親友、恋人の場合、もし可能であれば一度、勇気を出して「拒食症は食べさせようとすると逆に食べられなくなる」こと、そして「心配してくれる気持ちはありがたいけれど、どうか口には出さずに見守っていて欲しい」ことを伝えてみましょう。あなたは誰かに心配や迷惑をかけないために拒食症を克服するのではありません。あなた自身のために克服するのだということを忘れないでください。
克服のために付き合いたい人
容姿に関わらずそばにいてくれる人
あなたが太っていても痩せていても変わらずそばにいてくれる人の存在は、拒食症克服の大きな支えになります。私自身、たとえ拒食症でも私を好きな気持ちは変わらないと言ってくれた母親や恋人の存在があったからこそ、体重を増やすことに挑戦する勇気が出ました。あなたを信じて見守ってくれている人の存在に気づくことで、あなたが拒食症を克服するための勇気と自信がわいてくるはずです。
食べることが好きな人・美味しそうに食べる人
食べることが好きな人や何でも美味しそうに食べる人と一緒にいることで、食べることの楽しみや幸せを感じやすくなります。また、美味しいものへの好奇心が高い人と一緒にいることで、あなたにとって新たな発見のチャンスが広がります。例えば外食時、自分一人では注文するのに勇気がいるようなメニューも、食べることが好きな人と一緒ならシェアして食べられたりします。知らなかったお店や料理のレシピ、コンビニのお菓子などを教えてもらうことで、あなたが食べて幸せを感じられる食べ物に出会えるかもしれません。ぜひ食べることに幸せを感じている人に習って、拒食症克服のために必要な「食べること」を楽しみながら継続しましょう。
食べることに干渉してこない人
ここでいう「食べることに干渉してこない人」というのは、拒食症のあなたに対してだけでなく、他の誰に対しても干渉しない人です。周りに関係なく、自分が食べたいものを食べたいときに食べられる人。周りの人と食べるものや量を比べてしまいがちな拒食症克服中の人にとっては、見習いたい存在ではないでしょうか。また、食べることに干渉してこない人と一緒にいると、あなたに食べさせようというプレッシャーがかからないため、ストレスなく過ごせます。(もちろん、だからといってあなたが食べなくてよいわけではないので、それは注意してくださいね。)周りに関係なく、自分が食べたいときに食べたいものを食べる習慣を真似できるように、他人が食べることに干渉してこない人と付き合ってみるのも良いでしょう。
まとめ
どんな人と過ごすかは拒食症克服にある程度影響を与えると思います。今回ご紹介した「離れたほうがいい人・付き合いたい人」はあくまで私の経験と主観をもとにしてはいますが、あなたの周りにいる人について考えるきっかけになれば嬉しいです。
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