【ひとりごと】子どもの頃の口ぐせ

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みなさんなじらね。さんにんにちです。
今回は子どもの頃の口ぐせの話。ひとりごとだと思って気軽に読んでください。

「また来ようね!」

子どもの頃、家族でどこかにお出かけした時によく口ぐせで「また来ようね!」と言っていた。別に本当にその場所にまた来たいという意味ではない。初めての旅行先でも、何度も連れて行ってもらったことのある場所でも関係なかったし、さらに言えばその場所に着いた直後(本当にまた来たい場所か判断がつく前)であっても言うことがあった。それは私にとって「楽しい!」と感じた瞬間に唱えなければならないおまじないのようなものだったのだ。

当時の私は、みんなでお出かけをして楽しく過ごしているこの幸せな時間が終わってほしくなくて「また次も同じように幸せな時間がある」という約束をしないと「今」を安心して楽しめない、そんな子どもだったのだと思う。父や母はそんな私の気持ちを分かっていたようで、私が「また来ようね!(=今、すごく楽しくて幸せだよ!)」と言うと、笑いながら「はいはい」と答えたり、ときどき「もうここには二度と来ないかもしれないよ~」と意地悪を言ったりするのだった。

大人になって変わったこと

先日母とのおしゃべりで「また来ようね!」という私の口ぐせの話になり、そういえば最近その言葉を口にしなくなったなぁ、と思った。(家族と離れて1人暮らしをするようになって、言う相手がいなくなったという理由もあるだろうが)私が大人になって「また次がある」という約束がなくても平気になったということなのかもしれない。

もちろん、私は「『今』の自分を大切にしよう」「楽しみは自分で作っていこう」という姿勢で日々過ごしているから、これはポジティブな変化だと思う。ただ私にとって「また来ようね!」は「こんなに楽しくて幸せな時間、終わってしまうのがもったいない!どうにかしてまだとっておきたい…」という気持ちが思わず出てしまったときの口ぐせだった。それがいつの間にか消えてしまったと思うと、子どもの頃の純粋無垢な心というか、いじらしさというかが失われてしまったような気がしてほんのちょっと寂しい気持ちにもなる。

ときには幼心を思い出して、楽しい!幸せ!と感じた瞬間に「また来ようね!」とつぶやいてみるのもいいかもしれない。

プロフィール
さんにんにち

1995年9月20日生まれ。アラサーOL。
高校時代から拒食症になり、27歳で本格的に克服を決意。身長160cm体重38kg→6ヶ月かけて45kgに。
現在も「自分のために心・からだ・時間・お金を使う」をモットーに、本当の健康を目指す生活を心がける。
拒食症についての経験、悩みに対する考え方、ライフプラン、その他日常のできごとなどをブログで発信中。

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