【拒食症克服~ひとりごと~】美味しいのはわかるけど…ちょっと苦手な食べ物 3選

ひとりごと

美味しいのは分かる…でもちょっと苦手

みなさんなじらね。さんにんにちです。
私には個人的に、食べれば美味しいんだけど、ちょっと苦手だったり、自ら進んで食べようとは思わない食べ物があります。今回はその食べ物と苦手な理由について考えてみました。

ラーメン

地元にいた頃は、家族に連れられて休日のお昼にラーメン屋に行くことがあった。地元の新潟で食べるラーメンはしょうゆベースで、チャーシューや煮卵、メンマ、海苔、ホウレン草、ネギなど具材がいろいろ入っていることが多い。そして熱々だ。猫舌で食べるのが遅い私は、注文したラーメンが来ると急いで食べ始め、口の中を火傷しながら自分なりに精一杯の速さで麺をすするのだが、どうやっても食べ終わるのが一番遅くなってしまう。美味しいと感じるのは最初の5口くらいまでで、あとは「他の人を待たせないようにしなきゃ」「早く食べないと麺がのびてますます食べるのが大変になる…」という焦りとプレッシャーの中食べ続けなければならないので、とても美味しさを感じる余裕などない。食べている間はほとんど会話もできないし、食べ終わった後は満腹感と気疲れと口の中の火傷の痛みが残る。

そんなわけで、子どもの頃からラーメンは熱いし量が多いし、食べるのを急かされる感じが苦手だった。今でもその苦手意識はあまり変わらないが、最近はラーメン好きのパートナーの影響で、博多のとんこつラーメンを食べるようになった。博多のとんこつラーメンはトッピングがシンプルなことが多いし、替え玉を前提としているため1杯の量が比較的少なめ、麺は細くて短めなのですすりやすい。さらに、麺の硬さを選べるので、最初かためにしておけば食べ終わるころにはちょうどいい麺の硬さになる。(ちなみに、私は替え玉はしないがパートナーは毎回必ず替え玉をするため、食べ終わるタイミングも同じくらいか、私の方が少し早いくらいになる。)今まで食べてきた新潟のラーメンとあまりに違うため最初は驚いたが「これなら私でも美味しく食べられる!」と、ラーメンに対する印象が変わってきた気がする。

アイス

アイスもまた「早く食べないと溶けてしまう」と急かされる点ではラーメンと似ている。違うのは、ラーメンは熱々だけど、アイスは冷たいということ。私は猫舌な上に年中冷え性なので、アイスやかき氷を食べるとすぐに体が冷え、お腹を壊しやすくなる。だから「暑いからアイスを食べたい!」と思えるのは1年のうち数回、真夏の記録的な猛暑の日くらいなのだ。また、ソフトクリームや棒アイスは食べているうちに垂れてきてどんどん食べにくくなるのも苦手。だから、アイスを食べるときはなるべくカップに入ったものを選ぶようにしている。

ただ、パートナーと同棲を始めてからはスーパーでひと口サイズのアイスをファミリーパックで買うようになった。ひと口サイズならそんなに体も冷えないし、ちょっと食べたいと思った時にちょうどいい。今の私は「普通かそれ以上のサイズのアイスは相変わらずそんなに食べたくならないが、ひと口サイズのアイスなら気軽に食べられる」といったところか。

牛肉

拒食症で痩せていた大学生時代のある日、ふと気づいたのが、牛肉を食べると決まって次の日お腹を壊すということ。特に脂身の多い牛肉を食べた翌日は1日に何度もトイレにこもらなければならないくらいで、それに気づき始めてからは牛肉を避けるようになった。もともと実家ではあまり食卓に牛肉が出なかった(もつ鍋や肉じゃがも豚肉だった)し、1人暮らしを始めてからも牛肉は高くて買う気にならなかったので、牛肉が食べられなくてもあまり苦ではなかった。

牛肉が苦手な理由は、上記の通り単純にお腹を壊すからだ。ただそれ以外にも、豚肉や鶏肉に比べて値段が高いわりに料理のレパートリーが少ない(と、個人的には思っている)、特別な日(お祝いのステーキや年末年始のすき焼きなど)に食べなければならないイメージがある、魚のように旬もないし、地域によってブランド牛はあるが旅行に行ってまで食べようとは思えない(魚が好きなのでどちらかと言うとその地域でとれる新鮮な地魚が食べたい)といった理由もあって、あまり選ぼうと思えないのかもしれない。でも、子どもの頃から牛ホルモンや牛すじは好きだった。焼肉では牛ホルモンが一番好きだったし、母がよく作ってくれた牛すじカレーも大好物だった。

最近は牛タンや牛もつ鍋やおでんの牛すじが食べたくなり、少しずつだが牛肉に挑戦しつつある。ちなみに牛肉アレルギーではないことは検査済みなので、単純に牛の脂が体に合わないか(子どもの頃は普通に食べていたので)拒食症になってから消化器官が弱まり、お腹を壊しやすくなったのではないかと思っている。実際、拒食症克服を目指し体重を増やしてからは、少しくらい脂ののった牛肉を食べてもお腹を壊さなくなった。この調子で、牛肉を怖がらず美味しく食べられるようになりたい。

美味しいと感じられる瞬間を大切にしていこう

美味しいけれど、ちょっと苦手な食べ物について思いつくままに書いてみた。苦手な理由は似ているようで様々だし、大人になるにつれて、あるいは拒食症克服のための体重増加によって苦手の度合いが変わってきたものもある。きっとこれからも、周りの環境や自分自身の変化をきっかけに食べ物の好きや苦手は変わっていくのだと思う。だから「今」の自分が苦手なものは苦手なものとして無理に克服しなくてもいい。その代わり、どんな食べ物であれ「今」の自分が「美味しい!」と感じられる瞬間を大切にしていこうと思う。また、そんな風に「美味しい」と感じられる食べ物にたくさん出会えるよう、好奇心を持っていろいろな食べ物を見つけていきたい。

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