【拒食症克服~ひとりごと~】旅行の不安と恐怖

ひとりごと

みなさんなじらね。さんにんにちです。

今回は拒食症と旅行についてのひとりごと。お気楽に読んでいただければ幸いです。

拒食症時代:旅行は不安と恐怖の連続…

拒食症で痩せていた頃の私にとって、旅行は楽しみであり、恐怖でもあった。たいていの場合、家族や友人、恋人とのプライベートな旅行は、予約した宿やメインの目的地以外、きっちり予定が決まっているわけではなかったため、不安要素が多かった。

自分ルールに沿った時間と内容で食事や運動ができなかったり、予定外の食事が入ったり(旅先で偶然見つけた名物グルメをみんなで食べることになった、途中休憩にカフェでお茶をすることになった、お土産選びで試食をもらった、など)、予定していた食事に想定外のことが起きたり(宿の夕食が下調べで想定していたより多かった、狙っていたお店が臨時休業で別のお店に行くことになった、など)。そんな旅行中なら仕方のないことや、よくあるちょっとしたトラブルやハプニングの1つ1つが当時の私にとってはイライラやパニックを引き起こす爆弾のようで、毎回はらはらドキドキしていた。

特に宿で夕食が出る旅行では「夕ご飯にご馳走を食べるだろうからお腹を空かせておかなきゃ…」と朝昼の食事をできるだけ抑えたり、一緒に旅行している他の人が食事以外におやつを食べていても、自分だけ我慢して食べなかったりした。(結局、夕食が多すぎて食べきれずに残したり、食後に「食べ過ぎた…」と後悔したりするのだが。)

また、旅行中や旅行から帰った後は体重が増えすぎていないか気になって何度も体重計に乗り、増えた分は食事や運動で元に戻そうと必死だった。要するに、拒食症で痩せていた頃の私は、主に「食べること」についての不安や恐怖の連続で旅行をあまり楽しめていなかったのだ。

今:旅行で増えた体重も大切な思い出!

拒食症克服を目指して体重が増えてからは「食べること」についての自分ルールやこだわりがゆるくなり、旅行中に感じる不安も少なくなった気がする。

食事の時間や回数が不規則になっても、いつもの筋トレやストレッチができなくても、立て続けにご馳走やおやつを食べることになっても「旅行中だからいっか」と思えるようになった。予定外のトラブルやハプニングは、ちょっとしたことなら「まあ、こんなこともあるよね」と受け入れる余裕も出てきた。何より大きな変化は、旅行後に体重が増えても、罪悪感に襲われたりパニックになったりすることなく「これも旅行ならではのことだし、増えた体重も含めて大切な思い出!」とポジティブに考えられるようになったこと。自分でも旅行を最後まで楽しめている実感がある。

これからも、旅行中は日常から少し離れて、いつも頑張っている自分の心とからだの声をいつも以上に聞いてあげる期間にしよう。時には想定外のハプニングもあるかもしれないけれど、それも1つ1つが旅行ならではの特別な思い出。そうやって思いっきり楽しんだ旅行の思い出を積み重ねることで、人生の充実度を上げていきたい。

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