体重が増えても、やっぱり苦手…
みなさんなじらね。さんにんにちです。
私には拒食症克服を目指し体重を増やした今でも、食べることに関して苦手だと感じることがあります。今回はそれらについて書いてみます。
食べるのを急かされること
私にとって食べることは「特別なこと」「大切にしたいこと」で、できることなら気持ちと時間に余裕をもってゆっくり味わいたい。その思いは拒食症で痩せていた頃からあまり変わっていない気がする。だから、時間がなかったり、気持ちに余裕がなかったりする状況で急いで食べなければならない時は苦しいと感じる。
例えば、こんな場面が挙げられる。
・やらなければならない家事(洗い物、掃除、洗濯)が立て込んでいる状況で、合間に食事をとる場面
・周りの人が食べ終わっているのに自分だけまだ食べていて、待たせないように急いで食べなきゃ!という場面
・仕事のプレゼン前の食事
拒食症で痩せていた頃は、ゆっくり自分のペースで味わって食べられないならいっそ食べなくていいとさえ思ったこともあった。今ではその程度は和らいだものの、仕事の会議が長引いて昼休みに差し掛かったり、人と一緒の外食で自分が注文した料理だけ少し遅く来たりするとやっぱりそわそわしてしまう。
ひとり外食
人と外食するといろいろ気を遣って疲れるが、そうかといってひとり外食が好きなわけでもない。むしろ苦手な方だ。「おひとり様」への憧れとか、気になるお店に自分だけで行ってみたいという気持ちはあるのだが、いざ行くとなると勇気が出ない。特にちゃんとしたお店であればあるほど「感想をその場で誰かに共有したい」「自分だけのためにお金使うのもったいない」と思ってしまう。
そんなわけで、体重が増えた今でも一人で行けるのは行きつけのカフェやチェーン店、誰かと行ったことのあるお店ばかりで、自分からはあまり新規のお店を開拓できずにいる。
ひとり外食が苦手な理由については以下の記事にも書いているのでぜひ読んでみてください。
多めに買う(注文する)こと
スーパーで食材を調達する時やお店で注文をする時、多めにするというのが苦手だ。1人のときはあまり意識していないが、家族や友人、恋人と買い物や食事をするとその違いが分かりやすい。私以外は「少なくて足りなかったとき」を心配するが、私は「多すぎて食べきれなかったとき」を心配することが多い。だから、私は他の人たちのように「多めに買っておいて余ったら次の日食べればいいか」「(外食して)食べきれなかったら残せばいいか」ということができず、余りが出ないようにレシピに書いてある通りの量か、やや少なめを買うし、外食では確実に食べきれそうな量を注文する(基本お店のメニューにある1人前を注文し、お店やその時の体調によって「ご飯少なめ」や「小盛」を選ぶことはあっても「大盛」や「トッピング追加」は滅多に選ばない)。
フードロスや(食材を無駄なく使い切るという意味で)節約には良いのかもしれないが、たまに思っていたより少なくて物足りない気持ちになることもある。だから最近はメインで食べたいもののほかに、足りなかったときのために保存がきく食材(レトルトのおかずや冷凍食品などすぐ食べなくてよいもの)を買うようにしている。外食に関してはお腹の空き具合と相談しながら1皿ずつ注文できる回転ずしや、こまめに追加注文できる焼き鳥、やきとん、串カツの居酒屋を選ぶことが多い。
まとめ
拒食症克服を目指して体重を増やす中で気づいたことが、食べることに関して苦手なことの中には、拒食症かどうかに関係なく苦手なこともあるということ。もちろん拒食症がひどかった頃に比べれば食べることへの執着やこだわりの強さは和らいだ気がする。それでも、相変わらず食べるときに自分のペースを崩されるのは苦手だし、ひとり外食するには勇気がいるし「お腹空いてるから今日は大盛注文してみよう!」とはあまり思えない。
きっと、拒食症によって程度は変わるものの、これらの苦手意識は私の本来持っている性格によるものが大きいのだろう。だから、これらに関しては無理に治そうとする必要はなくて、自分自身の個性として認めながら向き合っていけばよいのだと思う。
これからも、拒食症克服を目指して体重を増やしながら、本来(拒食症になる前から)持っていた自分自身の「大切にしていること」「こだわり」を見つけていきたい。そしてもし「今」の自分の心とからだの声が求めるのであれば、それらを見直したり、変えようとする努力をしたりしてちゃんと向き合っていきたい。
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