【拒食症克服】あなたはどのレベル?体重をはかったときに分かる克服レベル

拒食症

体重をはかった時の自分の反応で分かる克服レベル

みなさんなじらね。さんにんにちです。

拒食症克服には体重を増やすことが大切だと言われますが、克服を目指しているみなさんは普段、どれくらいの頻度で体重をはかっていますか?また、思っていたより体重が増えていた時、どのように感じますか?

今回は私自身の経験をもとに、体重をはかった時の反応によって拒食症の克服段階をレベル分けしてみました。ご自身がどのレベルに当てはまるか、確認しながら読んでいただければ幸いです。

レベル0:少しの増減に一喜一憂、その後の行動にも影響

朝起きてから寝るまで、気になって何度も体重をはかってしまう
自分が思っていた体重よりも少なければほっとし、多ければパニック状態に
体重を増やさなければと頭では分かっているのに、体重が増えることが怖くて仕方がない
体重が増えた分は、その後の食事を少なくしたり、運動したりして調整しようとする

このような反応は、拒食症克服の初期段階に見られることが多いと思います。また、拒食症克服がある程度進んだ後でも、体調を崩して一時的に体重が減ったり、日常生活でストレスがたまったりすることで上記の反応が出てきてしまう場合もあります。

私個人の経験ですがこのような反応が出ている間は、頭で「体重を増やさなければ」と思っていたとしても、なかなか体重は増えません。少し増えてもすぐに元の体重に戻ってしまう、を繰り返す傾向にありました。

レベル1:動揺はするけど、自分で気持ちを落ち着ける

たくさん食べた後や日課の運動を休んだ後などに、気になって体重をはかってしまう
自分が思っていたよりも体重が少ないと、安心する一方で「どうしよう、また減ってしまった…」という不安な気持ちも出てきて葛藤する
自分が思っていたより体重が増えていると少し動揺するが「大丈夫、克服に近づいている」と自分に言い聞かせ、気持ちを落ち着けることができる

これらの反応が見られたら、あなたは拒食症克服に近づく第一歩を踏み出せていると言えるでしょう。「体重を増やしたい」という気持ちと「でもやっぱり体重が増えるのはちょっと怖い…」という気持ちの葛藤があり、一番苦しい段階だと思います。でも、ここで踏ん張って自分の気持ちをコントロールすることができれば、拒食症克服へ着実に近づいていけるはずです。

レベル2:体重増減に関しては特に気にせず、淡々とはかるだけ

体重は克服の過程を見るために、あるいは習慣として定期的にはかるだけ(1日~1週間に1回程度)
体重が多少増減していても気にしない(「そういう日もあるよな~」くらいの気持ち)
体重が増えていてもいつも通りの生活を続ける(その後の食事や運動で調整したりしない)

このような状態になれば、あなたは拒食症克服にかなり近づいているはずです。体重が増えたことで気持ちも安定してくるため、体重はもちろん「食べること」についても多少のことであれば動揺せず落ち着いて対処できるようになります。例えば、急な外食の予定が入ったり、自分が思っていたより多くの量を食べなければならなくなったりした時にも、イライラせずにそれらを楽しむ余裕が出てきます。

レベル3:そもそも体重をはかることを忘れている

年に1度の健康診断などではかる以外は、ほとんど体重をはからなくても平気(あるいは、ときどき思い出したようにはかってみる程度)
体重はあくまで健康状態を数字で確認する指標の1つでしかないことを理解している
体重をはからなくても自分自身の体調や見た目の感覚で自分の健康状態が大体わかる

ここまできたら、あなたは体重という数字への執着から解放され、拒食症にとらわれない生き方を1つ習得したと言えるでしょう。実際には、拒食症ではない人でも健康維持のために体重を気にする人は多いため、全く意識しないということは難しいかもしれません。ただ、体重はあくまで健康状態を確認するための指標の1つであると理解し、自分の心とからだの声にしっかり耳を傾けることができていれば、そこまで体重を意識しなくても、健康を維持できるはずです。

体重だけでなく、はかった時の反応も意識してみよう

いかがでしょうか。みなさんの体重をはかった時の反応は、どのレベルに当てはまりましたか?

私自身は、拒食症がひどかった高校時代はまさしくレベル0の状態で、拒食症克服を目指し始めてからはレベル1とレベル2の間を何度も行ったり来たり、体重が増えて安定してきた今はレベル2の状態で、気持ちの面ではレベル3にも近づいているかな?という感じです。

今回ご紹介したレベルはあくまで私の経験をもとに区分したものなので、誰にでも当てはまるわけではないと思いますし、レベル3になったら必ず拒食症克服!というわけでもありません。ずっとレベル1の状態が続いていたとしても体重が増えているなら、あなたが苦しみながらも懸命に克服に近づいている証拠ですから、それは本当に素晴らしいことです。どうか自信を持って、あなたの頑張りを褒めてあげてくださいね。また、専門機関の治療を受けており、定期的に体重をはかるよう指示を受けているような場合は、なかなか体重のことを忘れることはできないと思います。ただ、それは自分の体重と向き合うことで、体重の増減に対する自分の反応を知ることができるチャンスだとも思いますので、ぜひ前向きに継続してください。

拒食症克服のために体重を増やすことは大切ですが、それだけでなく体重に対する自分の反応の変化にも注目してみると、克服に近づくヒントになるかもしれません。みなさんが自分の体重の変化を前向きに受け入れ、克服へと近づいていけることを心から応援しています。

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