【拒食症克服~ひとりごと~】拒食症だった頃の私は”ちゃんとした人”?

ひとりごと

みなさんなじらね。さんにんにちです。

今回は拒食症と私自身の性格について書いてみようと思います。あくまで私個人の性格のお話なので、ひとりごととして気軽に読んでいただければと思います。

拒食症で痩せていた頃の私の性格3選

休みの日も生活リズムは一定

休日も平日と同じ時間に起きて、日課の掃除や散歩は欠かさない。特に用事がなくても、着替えて必ず1日1回は外に出る。夜更かしせずに早く寝る。毎日がその繰り返し。だから「休日は昼まで寝ていた」とか「夜中の2時までゲームしていた」とか「1日中パジャマで過ごして、家から一歩もでてない」とか言う友人たちの言葉を「信じられない!自分には無理だ」と思いながら聞いていた。そして、それはたとえ体調が悪い日でも天候が悪い日でも同じで、ごく稀に(断れない飲み会の翌日や、高熱が出た日などで)生活リズムが崩れると、とてつもない罪悪感を抱いた。

部屋は常にきれいに

自分の家に人を呼ぶことはめったにないけれど、いつ人が来ても恥ずかしくないくらい、常に部屋をきれいに保っていた。今でも「人が来るから掃除しなきゃ!」と思ったことは一度もなくて、自分が快適に過ごしたいからきれいにしているという感じ。それどころか、拒食症で痩せていた頃は、たとえ見た目が汚れていなくても毎日同じ時間に、決まった順番、やり方で部屋中掃除しないと気が済まなかったので、少し強迫観念に近かったのかもしれない。

“ムダ”が許せない!

自分が”ムダ”だと思うものに時間やお金を使うのがもったいないと思っていた。だから勉強や仕事は割と効率よくこなせたし、節約を意識しなくてもお金が貯まりやすかった。ただ、「何もしないでボーっとする時間=”ムダ”」だったからいつも心が休まらない感じがした。新しいことに挑戦したり、気になるものを初めて買ってみたりした時に失敗して”ムダ”になるのが怖かったから、いつも同じものを買い続け、同じものを食べ続け、同じ毎日をひたすら繰り返していた。

一見”ちゃんとした人”、でも本当は・・・?

拒食症で痩せていた頃の私は「一定の生活リズムを保って、部屋はいつもきれいにしていて、”ムダ”が嫌いで効率的に行動する”ちゃんとした人”」だった。でも、それは見方を変えれば「体調や状況に合わせて柔軟に変化することが苦手で、”~しなければならない”という義務感にとらわれていて、新しいことへの挑戦や、自分を癒すことに時間とお金を使えない人」でもあったのかもしれない。

何事もバランス良く生きたい

もちろん、上記の性格は今までの人生のあらゆる場面で役に立ってきたし、自分でも気に入っていて、別に変わりたいとは思わなかった。ただ、たまにそんな性格が窮屈に感じてしまうこともあった。拒食症克服を目指して体重が増えた今でも、この性格は大きく変わってはいない。でも、少しだけ”ちゃんとした人”の度合いが和らいだように思ったりもする。具体的には、休日に外出せず1日中家にこもる日があったり、日課の散歩を体調や天候に合わせて調整したり、掃除したくない日は無理せず休んだり、食べたことがなくて気になっているものに挑戦してみたり。家族以外の人と同棲するようになったことも大きいと思うが、いざやってみると意外となんてことなかったり、思いのほかその良さに気づけたりするものである。

人の性格は簡単には変えられないと言うし、私もその通りだと思う。でも、完全には変えられなくても、その時の状況に応じて性格の度合いを強めたり弱めたりしながらバランスをとることはできるのかもしれない。これからも私自身の性格を大切にしながら、その時々の心とからだの声に合わせてバランスよく生きられるよう心掛けていきたい。

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