みなさんなじらね。さんにんにちです。
今回は、私が拒食症回復期に体重が増えて感じた意外な変化について書きます。
体の不調を感じやすくなった
まず意外だったのが、体重が増えて体の不調を感じやすくなったこと。特に半年で体重が8kg増えたときには、ぎっくり腰のような症状が出たり、歩くとき股関節に痛みを感じて2,3か月くらい整形外科に通ったりすることがありました。
「1か月に1kgのペースとはいえ、今までの体重から8kgも増えたから、足腰に負担が…?」
それまであまり感じることのなかった不調だったため、はじめのうちは少し動揺しましたが、大きな病気やケガが原因ということもなく、安静にして整形外科で習ったストレッチを心がけていたら治りました。
その他にも、なんとなく体がだるかったり、風邪気味だと感じたりすることが多くなりました。ただ、それは体重が増えて体調を崩しやすくなったというより、体の不調サインに気づきやすくなったのだと思っています。体重が少なかった頃は「自分ルール」を守ることに精一杯で、自分の心と体の声をちゃんと聞いてあげることができませんでした。でも、拒食症克服を目指し体重を増やしていく中で、自分の心の声や体からのサインに気づいて対処できるようになりました。
だから、もし拒食症回復期に不調が出てきて不安な人も、体からのサインにちゃんと気づけるようになった証拠だと思って前向きに克服を継続してほしいです。(もちろん、不調の中には深刻な病気が原因ですぐに治療が必要な場合もあるかと思いますので、心配な方はお早めに医療機関に相談に行ってくださいね。)
長く眠れるようになった
痩せていた頃に比べると、体重が増えてからは長い時間眠ることが苦にならなくなりました。もともと夜更かしが苦手で痩せていた頃も22時30分には就寝していたのですが、早く寝た分早く起きるため、平日は6時台、予定のない休日でもだいたい7時台には起きていました。睡眠時間はしっかり確保できているし、早寝早起き自体は健康的で良い習慣だと思います。ただ、私の場合「起きている体力がないから早く寝るけど、長時間寝続ける体力もないので早く起きてしまう」という感じ。実際、睡眠時間は確保できているはずなのに疲れがとれなかったり、夜中に目が覚めてしまったりすることもよくありました。なんとなくお年寄りが早起きになる現象に近かったような気がします。同年代の友達が休みの日に「昼まで寝ていた」「起きたら夕方だった」と言っているのを聞いて「なんでそんなに長い時間寝続けられるんだ…?」と思っていました。
でも、そんな私も体重が増えた今では、休みの日にお昼近くまで寝てしまうことがあります。以前より夜更かしをするようになったという理由もありますが、痩せていた頃よりも、起きてから「よく寝た!」と感じられることが多くなった気がします。
食べ物以外のことに興味が出てきた
これについては以前、別の記事でも書きましたが、体重が増えてから食べ物以外のことに興味が湧き、食べること以外の楽しみができました。痩せていた頃は食べ物のことで頭がいっぱいだったのが、別のことを楽しむ余裕も出てきたという感じです。
食べること以外の楽しみについては以下の記事にも詳しく書いています。
興味が湧いたことの1つが音楽を聴くことでした。それまで音楽には興味がなく最近の曲もほとんど知らなかったのに、体重が増え始めた頃にふと耳に入ってきた曲に感動し、それからしばらくは取り憑かれたようにそのアーティストの曲ばかり聞いていました。自分でも不思議でしたが、その時は「もっと早くこの曲と出会っていればよかった!」「なぜ今までこんなに素晴らしい曲を聞いてこなかったのだろう!」と、音楽に興味がなかった期間分を取り戻そうとするかのごとくひたすら聴き続けていました。そして今年の春にはついにそのアーティストのライブに行くこともできました!
今では音楽配信サービスでいろいろなアーティストの曲を聴いていて、毎日の散歩や通勤時は欠かさずイヤホンを持ち歩いています。拒食症で痩せていて、食べること以外に興味がわかなかった頃の自分には考えられないくらい、音楽が日々の楽しみになっています。
ちなみに、音楽を聴くために最近使っているのは「NAGAOKA L102 LUSVY BEANS」というBluetooth接続ができるワイヤレスイヤホンです。ピスタチオグリーンを使っていますが、丸くてコロッとした豆のような見た目が可愛くて気に入っています。
まとめ
いかがでしょうか。
拒食症克服のためとはいえ、体重が増えて体の不調を感じやすくなるといったネガティブな変化を経験することも出てくるかもしれません。でも、それは拒食症にとらわれた環境から抜け出そうとしている証拠なのだと思います。だから、拒食症回復期の変化に戸惑い「このままでいいのかな…」と不安な人は「今がまさに乗り越え時!」と前向きに進み続けてほしいです。変化を乗り越えた先には、きっと拒食症で痩せていた頃には想像もしなかったような素晴らしい出会いや発見が待っているはずです。
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