変な食べ方の癖 3選
みなさんなじらね。さんにんにちです。
みなさんには、他人には言えない変な食べ方の癖、ありますか?
私は拒食症で痩せていた頃、自分で変だと分かっていてもやめられなかった食べ方の癖がありました。全て挙げだしたらきりがないので、今回はそのうちの3つをご紹介します。
時間をかけて食べる
もともと食べるのがそんなに早い方ではなかった私ですが、拒食症になってからは極端に時間をかけて食べるようになりました。拒食症の症状がひどかった高校時代は、朝食は最低30分、昼食は昼休み1時間をめいっぱい使って食べ、夕食となれば家族が食べ終わって食器を片付けた後もお構いなしに、1時間30分くらいかけて食べていました。
拒食症の頃の私にとって、食事は日常生活の中で一番の楽しみでしたから、ゆっくり時間をかけて味わいたい気持ちがあったんですね。拒食症克服中の今でも、なるべく時間にゆとりを持って食べたい気持ちは変わりません。ただ、食事があたたかく美味しいうちに食べたいという気持ちもあり、以前のように食事が完全に冷めきってしまうまで時間をかけて食べることは減りました。
かさ増しする
自分で食事を作るとき、かさ増しをしがちでした。袋麺であれば、作り方に書いてある分量より多めの水を入れてスープを作る(即席みそ汁やお湯を入れて作るスープ類も同様)、ご飯をおかゆや雑炊にして丼によそう、焼きそばやパスタは具材にもやしやエノキ、しらたき等を追加する、など。
「お腹いっぱい食べたいけれど、カロリーが高くなるのが怖い」という葛藤からなるべく罪悪感のない方法で量を増やそうとした結果、これらの行動につながったのだと思います。
細かくして食べる
拒食症で痩せていた頃は、なんでも細かくしないと食べられませんでした。ここで言う「細かく」は、世間一般の「一口サイズ」のさらに半分以下の大きさ。普通の人が見たら一瞬ギョッとするような小ささにしてちまちま食べているのですから、上述の通り食べるのに時間もかかるわけです。おかずは箸で器用に細かく切り分け、おやつはクッキーにせんべい、ケーキ、普通の人なら1口で食べ終わる大きさのチョコレートまで、分けられるものは可能な限り細かくしてから食べていました。
食べ物を細かく分けることで口に運ぶ回数を増やし、同じ量でもできるだけたくさん食べているように感じたかったのでしょう。みっともないことをしている自覚はあったので、人前で食べるときはなるべく我慢していましたが、ひとりで食べる時や家族と一緒の時はついついやってしまう癖でした。
まとめ
いかがでしょうか。
私の場合、拒食症で痩せていた頃は「たくさん食べたい」という気持ちと「食べるのが怖い」という気持ちの葛藤がありました。だから、時間をかけたり、かさ増ししたり、細かく分けたりすることで、なるべく量やカロリーを増やさずにたくさん食べている感覚を得ようとしていたのだと思います。
一度ついてしまった癖はやめようと思ってもなかなかやめられないものです。だから無理にやめようとしてストレスを抱えることはないと思います。拒食症克服にとって大切なことは、まずは体重を増やして、食べたいものを食べたいように食べられるようになることですから。私自身、本格的に拒食症克服を決意した後、癖はそのままにしてひとまず体重を増やすことに専念しました。すると、体重が増えるにつれて、自然と食べ方の変な癖もあまり出なくなりました。
今回ご紹介した癖以外にも「こんな変な食べ方してるの、私だけ・・・?」という癖を持っている人はいるかと思います。もしやめたくてもやめられない癖があるのであれば、無理にやめようとする前に、どうしてそんな癖がついてしまったのか、考えてみてはいかがでしょうか。癖が出てしまう根本的な理由を探すことで、悩み解決につながるヒントが見つかるかもしれません。
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