みなさんなじらね。さんにんにちです。
今回は、私が拒食症克服を目指し体重を増やす過程で「あれ、なんか拒食症再発しちゃってるかも?」と思う時期やサイン、そして再発しそうなときの対策について書いていきます。
拒食症が再発しやすい時期
まず、私の経験上拒食症が再発しやすい時期は以下の3つです。
体調を崩した後
一時的に体調を崩してご飯が食べられなくなると、体調が治って食欲が回復してもしばらく普通の量を食べられなくなりがち。また、体調が悪くて日課の散歩やストレッチを休んだりすると「運動せず寝てばかりいたのにたくさん食べるのは良くないのでは?」という罪悪感が生まれてしまい、思うように食べられなくなったりします。すると、ただでさえ体調を崩している間で体重が減っているのに、体調が戻った後も体重が減り続けてしまいます。
人と会わなくなったとき
人に会う機会が減ったり、ひとりで過ごす時間が長くなったりしてふと寂しさを感じると拒食症のサインが出やすくなります。ひとりだと周りに気を遣わずに済んで気持ち的に楽だったりするのですが、自由度が増えすぎると「しっかりしなきゃ」という気持ちから拒食症の頃の自分ルールが強まってしまうようです。また、誰かと一緒に食事をするときは美味しいものを共有して幸せを感じられるのですが、ひとりだと贅沢をするのがもったいないような気持ちになって食事を質素に済ませてしまいがちです。
ストレスを抱えているとき
人間関係や仕事でストレスを抱えているときは、気持ちに余裕がなくなり拒食症が再発しやすくなります。ストレスのかかる現実から目を背けるためか、無意識のうちに食べ物のことで頭をいっぱいにしたり、精神的に落ち着くための行動(=拒食症の頃やっていた行動)をとったりするようになります。
拒食症が再発しそうなサイン
私が拒食症の症状が出ていると感じるのは以下のようなサインが出たときです。
食行動に制限をかける
食事の量を減らしたり、カロリーや栄養を気にして食べる物を選んだり、間食を我慢したり。拒食症だった頃のようにグラム単位で食べ物の重さをはかったり、カロリーを調べて細かく計算したりはしませんが、なんとなく食べる物について気になってしまう感じです。「(拒食症ではない普通の人も)みんなやっていることだ」と気づかないふりをしていると、みるみる体重が減っていつの間にか拒食症の頃の最低体重を更新してしまう、なんてこともあるので注意が必要です。
体重計にのる頻度が増える
拒食症の頃は1日に何度も体重計にのり、体重が0.1kg増減する度に一喜一憂していました。体重が増えてきた今ではその症状も落ち着いて、何日か体重計にのらない日が続いても気になりません(というか、だいたいのることを忘れています)。そのため、たまに「あれ、最近毎日体重はかってる?」「今朝のったのに夜も体重計のろうとしてる?」ということがあれば、原因に心当たりがなくてもひとまず再発のサインとして気を付けるようにしています。
気が付くと食べ物のことを考えている
無意識のうちに食べ物のことを考えてしまったり、食べ物の情報に敏感になっていると感じたら、それは拒食症のサインとして見逃さないようにしています。
食べ物のことで頭がいっぱいになっているときの具体的な行動については以下の記事にもまとめていますので気になる方は見てみてください。
再発しちゃうかも…と思ったら
最後に、再発のサインが出たときに気をつけていることは以下の3つです。
自分を責めない
まず拒食症が再発しそうなときに一番やってはいけないことが、自分を責めることです。自分を責めても何も解決しないどころか、これまで克服に向けて少しずつ取り戻してきた自信を失ってしまうことになりかねません。
「あ、また出てきちゃったのね。でも今の私なら大丈夫♪」それくらいの気持ちで受け止めましょう。
とにかく自分を甘やかす
どんなにささいなことでも、再発のサインが出ていると自分で気づいた時点で、とにかく自分を甘やかすことに専念しましょう。このとき注意が必要なのは「甘やかす=拒食症の自分が求める声に従う」にならないようにすることです。拒食症の自分が「あれをしないとダメ、これをしてはダメ」と心の中で言っていても、その声には耳を傾けずに自分にご褒美を与え続けましょう。1日中寝てみたり、散歩やストレッチはお休みしてゴロゴロしてみたり、食べたいものに挑戦してみたり。自分を甘やかすことはあなたにとっては勇気のいることのはず。だから、自分を甘やかすことも試練の1つだと思って、とことん取り組みましょう。
人に会う
人に会うことはときに気を遣って疲れてしまったり、ストレスがたまってしまうこともあるでしょう。でも、ひとりでいる時間が長くなりすぎると自分だけの世界に閉じこもってしまい、なかなか抜け出せなくなることも。人と会うことで自分にはない価値観に触れ、ひとりではできない経験ができれば、拒食症という自分の殻から抜け出すチャンスになるかもしれません。もちろん、無理に苦手な人と会ってストレスをため込んでしまっては逆効果ですので、なるべくあなたが大切にしたいと思える人と会うようにしましょう。
何度再発しても大丈夫!
いかがでしょうか。この記事を読んでいる人の中には、何度か拒食症の再発を繰り返して苦しんでいる人もいると思います。きっと、大切なのは「再発しないようにする」よりも「再発のサインを見逃さず早く対処する」、そしてそれを継続することなんですよね。
再発を恐れずに、何度再発しても私は大丈夫!と思える日を目指して、これからも過ごしていけたらと思います。
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