【拒食症克服】食べるのが怖い、でも頭の中は食べることでいっぱい…

拒食症

みなさんなじらね。さんにんにちです。

今回は私が拒食症になってからよくやっていた行動パターンを4つご紹介します。

食べることで頭がいっぱいな行動パターン4つ

目的もなくデパ地下やスーパーをうろうろ

何かを買う予定がなくても、デパ地下やスーパーのお惣菜・お土産・スイーツコーナーに立ち寄ってぶらぶら。特にデパ地下はおしゃれなサラダや食欲をそそる揚げ物、季節ごとに変わるスイーツたちがキラキラと並んでいて、見ているだけで幸せな気分になりました。

ただ、実際に買うとなると幸せを感じる余裕はありません。隅から隅まで商品を見てまわって30分以上悩んだあげく、悩み疲れて結局以前に買ったことのある「安心・定番」の商品を買って帰ることになるのです(笑)。

食べ物の写真やグルメ情報を見ると落ち着く

食べ物の美味しそうな写真や動画を見ると落ち着くので、常に食べ物に関する情報を集めていました。暇さえあればスーパーのチラシやグルメ雑誌を眺め、作るつもりのないレシピを調べ、テレビではグルメ番組、YouTubeでも大食い、食リポ、お菓子作りの動画を見てばかりでした。

これから食べるもののことで常に頭がいっぱい

食べることが1日の中で一番楽しい時間だった私にとって、これから何を食べるかがいつでも重要課題でした。予約したお店は必ず事前にチェックし、夕食の買い物ではじっくり時間をかけてメニューや使う食材を考えます。

どこで何を食べるかを決めずに母とレストラン街で食事をすることになれば(母もなかなか優柔不断、かつ私に気を遣ってくれるため)店を選ぶのにも、メニューを注文するのにも時間と頭を使います。そのため、やっと料理が食べられるころには二人とも疲れきった顔、ということはしょっちゅうありました。

カロリーを調べる

自分が食べるものはもちろん、他人が食べるもののカロリーまで気になって調べていました。これから食べるものについては、自分が食べてもよいと思えるカロリー以下のものを選びます。事前にカロリーを調べられなかったものは食後に調べ、自分が思っていたより低ければ安心し、高ければショックを受けます。自分が選んだものと比べて、他人が選んだものの方がカロリーが低ければ落ち込みます。そして、その後食べたカロリーを消費するために運動したり、次回同じ店で食べるときは迷わず選べるようにと、カロリーの低いメニューを覚えたりしました。

行動パターンに出る「食べたい」サインを見逃さずに

いかがでしょうか。拒食症克服中の人にとっては、心当たりのある行動パターンもあったのではないでしょうか。

今回挙げた行動パターンは、からだと心からの「食べたい」サインだと私は思っています。サインが出たと思ったら、見逃さず対処することが大切です。ここでいう対処は、からだと心が欲しがっている食べ物を与えてあげることに他なりません。

実際、拒食症克服を決意し体重が増えてきてからは、当たり前のようにやっていた行動パターンが出なくなってきました。無理にやめようとしなくても、自然と食べ物への執着が弱まり、他のことへの興味がわいてきた感じです。

とはいえ、体重が増えてきた今でも、食べ物について完全に興味を失うわけではなく、たまに行動パターンが出てくることもあります。そんな時は「あ、例のサインがでているな」と気づいて、食べることに自分で制限をかけてしまっていないか、無理をしていないか見直すようにしています。

みなさんも、普段当たり前だと思っている行動パターンにからだと心からの「食べたい」サインが出ていないか、見直してみると良いかもしれません。

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